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SB・SBVのNTB計測設計:帰属・ビュー・総売上を分ける
Sponsored Brandsと動画のNTB計測を、取得項目、集計粒度、ビュー経由指標、欠測、TACoSの分母、検証設計に分けて解説します。
NTBを通常の売上へ足さない
SBと動画クリエイティブのNTBを比較するには、先に同じレポート条件を揃えます。NTB売上は広告売上に含まれる構成指標であり、新しく加算する売上ではありません。SBVというクリエイティブ形式名だけから、帰属窓や取得列を決めないでください。
購入のNTBは過去12か月のブランド購入履歴に基づきます。購入、詳細ページ閲覧などでは対象行動が異なり、利用できる指標にも差があります。Amazon公式NTB指標(2026年9月8日確認)。基本的な読み方はNTB測定ガイドで扱っています。
保存するデータを分ける
| データ | 主な保存項目 | 注意 |
|---|---|---|
| 広告実績 | 市場、広告形式、campaign、日付、費用、注文、売上 | 帰属期間と取得日時を持つ |
| NTB実績 | NTB注文、NTB売上、指標名 | 非対応をゼロにしない |
| ビュー関連 | 元の指標名、帰属条件、値 | クリック系へ推定加算しない |
| 総売上 | Seller等の原本、市場、商品範囲、日付、売上 | 広告売上と独立した分母にする |
広告実績とNTBを結合するときは、campaignだけでなく日付・市場・レポート粒度を揃えます。複数商品行とcampaign合計を直接結合すると費用が増殖するため、結合前後で件数と合計を照合してください。
重複が分からないときは「不明」のまま
クリック注文の10%を重複と見なして引く処理は、ユーザー単位の重複除去ではありません。本手順では行いません。公式レポートの集計仕様で合算可能と確認できないクリック系・ビュー系の指標は、横に並べて別表示します。
重複除去が必要なら、利用可能な計測手段、識別粒度、集計条件を先に確認します。推定の値をdeduplicatedや確定値と名付けないでください。
ダッシュボードの一画面
上段に広告費、広告売上、NTB注文、NTB注文率を表示し、それぞれの帰属期間と取得日時を添えます。中段でcampaign別のNTB注文数と費用を比較します。下段にビュー関連の別指標、欠測対象、変更履歴を置きます。
TACoSは広告費÷同じ市場・商品範囲の総売上で計算します。総売上が取得できなければTACoSは不明です。広告売上+NTB売上+ビュー売上から総売上を作りません。
集計の検算例
以下は架空例です。広告費30,000円、広告売上100,000円、うちNTB売上60,000円、総売上原本200,000円とします。
- ACoS:30,000÷100,000=30%。
- NTB売上率:60,000÷100,000=60%。
- TACoS:30,000÷200,000=15%。
広告売上にNTB60,000円を足してACoSを下げる計算は誤りです。ビュー売上が別に表示されても、重複や範囲が分からなければこの分母へ加えません。
クリエイティブ比較を実施する
同じ目的・商品条件で訴求を分け、素材以外の主要な変更を記録します。動画には確認済みの商品特徴、実際の利用方法、対応する遷移先を使います。証拠のない導入社数や改善率を見出しへ入れません。
評価時はNTB率だけでなく注文数、費用、広告前利益を併記します。前後比較には季節性が残るため、増分効果を調べる場合は比較群と観測期間を別に設計します。成熟後に同じ期間を再取得する手順は帰属窓の設計を参照してください。
